家事と子育てのスキマで経営する3方よしAI共創コンサルタントの田中啓之、ひろくんです。
2015年のブログに並べた14か国の献立
2015年10月21日に、私は「納豆の味付けと薬味を考える会」というブログを書きました。中国で納豆ブームが起きているという話題から始めて、納豆の味付けと薬味を一覧にしました。
そして「納豆+αはいろいろ出来そうで試してみたいと思います。」と書いています。
その記事の最後に置いたのが「海外に納豆を広げるための納豆料理案(妄想)」です。インドからメキシコまでの14か国それぞれに、その国の料理と納豆を組み合わせた献立を並べました。その中に、次の3行があります。
インド・・・納豆カレー
中国・・・・納豆餃子
タイ・・・・納豆トムヤムクン
献立の「納豆餃子」が新商品になりました
今月、この献立の中国の行に書いた料理名が、そのまま新商品の名前になりました。
株式会社舟納豆は2026年10月8日18時44分に、PR TIMESで「『舟納豆 納豆餃子』新発売!」と発表しました。発売日は令和8年10月11日です。
リリースでは、「舟納豆を使用した香り豊かな旨みあふれる納豆餃子」「紫蘇の風味が納豆を引き立て、さっぱりとした味わいの餃子」と紹介されています。くわしくはこちらです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000152671.html
納豆菌をめぐる話題では、一永堂株式会社の「なっと肉®」もありました。リリースの言葉では「大豆ミートを伝統の納豆菌で発酵熟成させた植物性のお肉」です。
9月30日には、10月4日の東京ビーガングルメ祭り2026秋(木場公園イベント広場)と、10月11日の名古屋ビーガングルメ祭り2026秋(鶴舞公園)に出展すると発表されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000179107.html
「持っていく先」には、もとから納豆の仲間がありました
世界の納豆の仲間を並べてみて分かったことがあります。2015年の献立で納豆を持っていく先にした国のうち、中国・インド・タイには、もとから細菌で発酵させる大豆や、糸を引く大豆がありました。ここからは、1国ずつ見ていきます。
中国:豆豉、水豆豉、腊八豆
豆豉(トウチ)は、中国で古くから作られてきた発酵大豆の総称で、多くはカビで発酵させます。その中に、わらや布で包んで枯草菌で発酵させる細菌型の豆豉があります。
作り方は日本の納豆に近く、違うのは途中で塩を入れるところです。塩が強いので、ご飯のおかずにするより調味料として使います。
スペアリブを豆豉と唐辛子で蒸す豉椒排骨(シーチャオパイグー)のような料理に、少しだけ入れます。
四川・雲南など中国の西南部には、水豆豉があります。煮た大豆を温かい所に置いて糸を引かせ、塩・しょうが・唐辛子などを混ぜて、汁ごと瓶に漬けたものです。
おかゆやご飯にのせたり、豚肉と炒めたり、豆腐と蒸したりして食べるそうです。
湖南省の腊八豆は、冬に作る発酵大豆です。煮た大豆をいったん発酵させ、塩・しょうが・唐辛子・酒を混ぜてから瓶で寝かせます。
わらで糸を引かせる作り方も記録に残っています。豚肉と炒めたり、干した肉や魚と一緒に蒸したりして、ご飯のおかずにします。
インド:ハワイザールとトゥンリンバイ
2015年の献立の1行目は「インド・・・納豆カレー」でした。インドの北東部には、発酵させた大豆をカレーにする食べ方が、もともとありました。
マニプル州でメイテイの人々が作るのがハワイザールです。小粒の大豆を粒のまま煮て、葉を敷いた竹かごに3〜5日置き、糸を引かせます。
そのまま食べるほか、野菜と煮てカレーにしたり、砕いた米と煮込むチャゲム・ポンバにしたりします。
メガラヤ州では、カシとガロの人々がトゥンリンバイを作ってきました。皮をむいた大豆を煮て葉で包み、炉の上に3〜5日置きます。
食べるときはつぶして水で煮詰め、炒めた玉ねぎ・にんにく・しょうが・唐辛子と、すった黒ごまを混ぜます。こうしてできた濃いカレーを、ご飯のおかずにします。
妄想で書いた「納豆カレー」の横にこの2つを並べてみると、面白かったです。
タイ:トゥアナオ
献立のタイの行は「タイ・・・・納豆トムヤムクン」でした。タイ北部とミャンマーのシャン州には、トゥアナオという糸を引く大豆の発酵食品があります。
名前は、タイ語で「腐った豆」という意味です。できたてはバナナの葉に包んで蒸したり焼いたりして食べます。つぶして薄い円盤にして干し、料理の味付けにも使います。
干した円盤は、油をひかないフライパンであぶってから粉にします。その粉を、唐辛子のペースト・トマト・豚ひき肉と一緒に煮つめると、トマトとひき肉のディップ「ナムプリック・オン」ができます。
新商品のニュースから、図鑑へ
2015年に妄想で並べた献立の1行が、2026年の新商品の名前になりました。このニュースをきっかけに世界の納豆の仲間を並べてみたら、献立で納豆を持っていく先にした国々には、その土地で育った発酵大豆と食べ方がありました。
納豆餃子のニュースを見かけたら、ぜひ図鑑のページも開いて、中国やインドやタイの納豆の仲間をのぞいてみてください。図鑑では、28種の納豆の仲間を1ページずつ紹介しています。
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